10万円給付に賛否 19歳大学生は対象外で落胆
正に不公平な仕組み
- NO.10002438 2021/11/20 11:41
10万円給付に賛否 19歳大学生は対象外で落胆 - 政府が19日に閣議決定した新型コロナウイルス禍に対応した経済対策。その柱の一つが、18歳以下の子供への10万円相当の給付金だ。子育て世代などからは歓迎の声が上がる一方で、年齢や所得による制限で対象者に線引きがなされている点については、「不公平ではないか」といった疑問や批判の声も根強い。経済対策なのか、困窮者支援なのか…。目的の分かりにくさもその一因となっている。
今回の給付金は、中学校卒業まで支払われる児童手当の仕組みを活用。10万円相当の給付のうち、まずは5万円を年内に現金で給付し、来春までに子育て関連に使える5万円相当のクーポンを支給する予定だ。夫婦いずれかの所得が960万円未満であることも条件で、共働きの場合は夫婦の合算ではなく、原則年収が多い方で判断される。
沖縄県与那原町の主婦、島崎奈月さん(42)は「子供の衣服や寮費として使い、お小遣いにしてあげたい」と話す。島崎さん夫婦には10人の子供がいる。このうち、同居する高1の次男から1歳の4男まで7人の息子と娘が給付対象だ。
昨年はコロナ禍で子供が在宅し、面倒を見るために週数回のパートに入れなかったが、その際にも特別定額給付金を子供の教育費などに充てていた。大家族で普段から支出も多いだけに「給付はうれしい」と喜びを語った。
【日時】2021年11月19日 19:18
【ソース】産経新聞
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